ロングステージ[神戸事業]採用情報サイト

先輩の声(新卒採用)

ケアワーカー(平成15年入職) 勤続10年目

介護への関心

職員と利用者私の祖母が介護を必要としていたこともあり、いつのまにか自然と老人介護に興味をもっていました。学校では、老人介護について学んでいましたが、どちらかというと社会問題を意識した勉強だった為、正直老人施設にはあまりいい印象は持っていませんでした。学生の時の老人福祉に対する熱意は、「仕事」に変わったとたん、消し去られてしまうのだと思っていました。

しかし、就職してみて休憩時間の食堂の会話にびっくりしました。「○○さんが今日は活気がない」「○○さんがこんなことを話してくれた」とか、ワーカーが集まれば誰がともなく自然とゲストの話ばかりをしているんです! 時に、食事中ということを忘れて排泄介助の話まで…(笑) こんなに熱い職場だとは思いませんでした。今では、熱い想いを持ち続けいていてもいい、むしろもっともっと燃やしていかなければいけないと感じています。

日々の業務と課題

施設内の様子仕事は楽しいことばかりではありません。限られた時間の中では、毎日決まった基本的な業務もあります。一人のゲストに深くかかわりたくても、その分他のゲストを待たせているのではないか?業務に流されていると結局どのゲストとも中途半端にしかかかわれていないのではないか?とジレンマを感じる場面も多々もあります。

そして、老人施設ならではの別れもあります。どちらかというと、辛いことや大変なことのほうが多いです。ただ、その分ちょっとした喜びにはみんなで分かち合える、心から喜ぶことができるような気がします。悲しい別れがあるから、今を大切にできる。常に後悔したくないと思っています。それでも、あとからあんなことができたのに、あれでよかったのだろうかと、自問自答は繰り返されます。正解はないのかもしれません。しかし、考え続けることで少しでも答えに近づき続けたいと思っています。

将来のキャリアイメージ

私にはお手本にしたいワーカーがいます。しかも一人ではなく…あの人の声かけが素敵とか、あの人のゲストに負担をかけないスムーズなケアを見習いたい、この人のいつも笑顔で明るい雰囲気がいいなぁ…とお手本にしたい、人として介護職員として、こうありたいと思わせてくれるワーカーが周りにいるということは、とてもラッキーなことだと思います。そして、いつか私も誰かに見習いたいと思ってくれるような部分を一つでも多くもったワーカーになることができればと思っています。

また、ワーカーがゲストに対しての熱い「想い」を心に秘めるだけでなく、もっとゲストやそのご家族に伝えていくという努力をしていく必要があると思っています。ついつい想っているだけで伝わっていると考えてしまいがちです。決してオーバーにするのではなく、「想い」を言葉や行動、表情で見える形でわかりやすく伝えていくことができればと思っています。